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永遠のゼロ

1週間の休暇を頂いて、白砂とエメラルドグリーンの海が美しいタイのラチャ島というリゾートに行ってきた。朝は鳥の声で目覚め、色とりどりのフルーツを朝食にいただき、昼はプールサイドで読書。椰子の葉ずれの音を聞きながら時々うとうと。心地よい夕暮れの風に吹かれながら飲む白ワインと、洗練されたタイフード。ずいぶん長い間心の洗濯をしていなかったなあとしみじみ実感する。今回持っていった本は百田尚樹著「永遠のゼロ」。長さがちょうど良さそう、というだけの理由で選んだものの、太平洋戦争の特攻パイロットの話はリゾートには重いかも、という懸念も。しかし私は以前にもハワイで「カラマーゾフの兄弟」を全巻読みふけった女。そして感動する本というのは、どんな場所で読んでも感動するのである。辛い戦争の話であるにもかかわらず、最後は清々しい涙がとまらなくなり、じんわり温かい気持ちになった。困ったのは予想以上にあっという間に読み終わり、あと読むものがなくなったことくらいだ。その夜、ベッドメイキングの際添えられたホテルのカードには、
「Good friends, good books and a sleepy conscience: this is the ideal life. (Mark Twain)」とあった。そう、良き友と良き本と、いくばくかの良心さえあれば、どこでだって理想の人生が送れる。そのことに気付くのが、休暇の意味なのだ。

by shonan-siesta | 2012-01-14 22:51 | Comments(0) 

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